CloudOneを新しいアカウントに移行してみた

CloudOneを新しいアカウントに移行してみた

Clock Icon2022.01.31

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、コンサル部@大阪オフィスのTodaです。

トレンドマイクロ社が提供しているCloud Oneで[従来のアカウント]から[新しいアカウント]にアップデートする方法が公開されましたので操作を確認してみました。

Cloud Oneには従来のアカウント(アカウント,ユーザー名,パスワード)と新しいアカウント(メールアドレス, パスワード)の2パターンがございます。
2021年8月4日以降に新規登録を頂くと「新しいアカウント」にて登録がおこなわれますがそれ以前の場合、「従来のアカウント」にてログインが必要でした。
今回「従来のアカウント」をご利用のお客様向けのアップデートになります。

■ Upgrade a legacy account to use the new sign in system
https://cloudone.trendmicro.com/docs/account-and-user-management/c1-account-upgrade/

■ Trend Micro Cloud One アカウントの変更
https://cloudone.trendmicro.com/docs/jp/account-and-user-management/c1-accounts-about/

■ Cloud Oneのログインの仕組みが変わったので確認してみた
https://dev.classmethod.jp/articles/cloudone-member/

Cloud Oneとは?

Cloud Oneはトレンドマイクロ社が提供するソリューションでサーバ保護に必要な機能を提供するクラウド型総合サーバーセキュリティサービスです。

■ Cloud One
https://www.trendmicro.com/ja_jp/business/products/hybrid-cloud/cloud-one.html

■ 提供されている機能

  • Workload Security
  • Container Security
  • File Storage Security
  • Application Security
  • Network Security
  • Conformity
  • Accounts and Identity Management (CloudOneアカウントとID管理)

注意事項

アカウントのアップデートを実施すると「従来のアカウント」によるログインができなくなり、 「新しいアカウント」にてログインが必要になります。

Workload Securityにて設定したユーザ情報とAPIキー情報の移行が必要になります。
Workload SecurityにてAPIキーを発行している場合、APIキーの再生成が必要になりますのでご注意ください。
移行作業中もCloudOneの監視は継続されます。

アップデート対象について

アカウントのアップデート対応は「従来のアカウント」をご利用の場合ご利用いただけます。
CloudOneにログインをする際、「アカウントとユーザ名」でログインをしているかをご確認ください。

従来のアカウントログイン

※メールアドレスにてログインをしている場合は既に「新しいアカウント」のためアップデートは対象外になります。

新しいアカウントログイン

アップデートしてみる

CloudOneにログイン

「従来のアカウント」にてログインをおこないます。

従来のアカウントログイン

アカウントのアップデート

プラットフォーム選択画面の上部に表示されるCloudOneアカウントのアップデートメッセージ内の[今すぐアップデート]をクリックします。

アカウントのアップデート

ログイン資格情報の更新

新しくログインするアカウントはメールアドレスを利用しておこないます。
[メールアドレス]を入力して[送信]をクリックします。

ログイン資格情報の更新1

送信が完了すると自動でログアウトします。

ログイン資格情報の更新2

メール内容の確認

CloudOneから指定したメールアドレスに招待メールが通知されますのでメール内のリンクをクリックします。

メール内容の確認

ユーザのサインアップ

アカウントに関連付けするユーザの情報を入力します。
必要項目をご入力いただき、[サインアップ]をクリックします。
※既にユーザアカウントをお持ちの場合、追加関連付けも可能です。
追加する場合はサインアップ下の[ログイン]に進んでください。

ユーザのサインアップ

ユーザの作成とログアウト

ユーザ作成が完了すると1度ログアウトします。

ユーザの作成

「新しいアカウント」にログインをおこないます。

新しいユーザでログイン

アカウント招待受理

ユーザにてログインをおこなうと今までご利用頂いているCloudOneアカウントに招待されている状態になります。
招待の[承諾]をクリックして関連付けをおこないます。

アカウント招待受理

承諾済みに状態が変わったことを確認して[アカウントに移動]をクリックします。

アカウント招待受理済み

アカウントのアップデート確認

Workload Securityにて設定したユーザ情報とAPIキー情報が一覧で表示されます。
移行が必要なユーザには、当画面から招待をおこない追加のアップデートをおこないます。
また、必要のないユーザまたはAPIキー情報は削除をします。

アカウントのアップデート確認

アカウントの整理が完了した場合、画面上部の「アカウントのアップデートの完了」をクリックして操作を完了します。

アカウントのアップデート完了

さいごに

今回はCloudOneのユーザアカウントをアップデートする対応を試してみました。
ユーザアカウントをアップデートすることでAWSのIAMのように複数のCloudOneアカウントの監視を1つのユーザアカウントにて対応する事ができますので複数環境をお持ちの場合、メリットがあるアップデートになります。
少しでもお客様の作りたい物の参考になればと考えております。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.